MLクラブ主催の北海道東川家具工房ツアーに参加させていただきました。

東川町は旭川のお隣の人口8000人程の小さな町です。
いつも弊社でデザインする造作家具の製作を依頼しているのは旭川にある工房なのですが、東川町へは今回初めて訪れました。行く前は、集団行動大丈夫かな…笑とか、寒いの苦手だけど大丈夫かな…と少し心配していたのですが、そんな心配がいらないくらい素敵なツアーでした。
まず、普段はデザイン画を描いてあとは造作家具デザイナーさんにお任せだったので知ることのできなかった家具職人さんの思いだったり、形にするまでの苦労だったりを直接知ることができたことはとてもよかったです。造作家具って、全てその方だけのためにデザイン、製作する唯一無二の1点ものなのです。でもそれを形にするまでに毎回開発者の色々な苦労があり、作ってくれる方がいて、取り付けてくれる大工さんや電気屋さんがいてやっとお客様にお届けできるまでは3ヶ月、長くて半年くらいお待ちいただくことも。。。本当に全ての関わっていただく方に感謝しかありません。
そして、東川木工会の皆さんの温かさ。4つほど工房を見学させていただいたのですが、みなさん競い合うわけでもなく、一緒に東川の家具を、日本の家具を盛り上げていこうというお気持ちが素晴らしいなと思いました。



北海道の木を使って、何世代にもわたって長く愛される家具づくりをしている東川家具工房の方々。今一度、日本に誇れる手仕事の数々を、家具を提案する側の人間として改めてお伝えしていかなければいけないなと気付かされました。
東川町では、生まれてくる子どもに『君の椅子』をプレゼントするんですって。毎年デザインが変わるので、同じ椅子を持っているのは同じ年に生まれた子だけなんだそう。なんて素敵なプロジェクトでしょう…

家具のメンテナンスワークショップの様子。オイル塗装とソープ塗装のメンテナンス方法を教えていただきました。


イタリア、北欧、アメリカなど海外ブランドの家具はもちろん素敵ですが、年々価格も高騰し、情勢により納期がさらにかかるようになってきています。また、輸送にかかる環境負荷のことを考えると、日本にある素晴らしい技術を活用して特注家具をデザインしお届けする仕組みをもっと太いパイプで作っていけたら日本のためにもとてもいいことだと今回感じました。
木を植えて、それが育ちテーブル1枚できるくらいの太さに成長するまでに300年もの年月を要するそうです。日本の木を大切に、長く大事に使っていただける家具をお届けすることを、今回学んだことを胸に今後も日々試行錯誤していけたら、そんな気持ちになった旅でした。





