今年の夏頃に注文したイタリアBaxter社のソファが入荷したということで、2024年もあと残すところ3日でようやくお客様宅へお届けすることができました。
インテリアデザイナーに初めて依頼するお客様はびっくりされる方が多いのですが、海外メーカーの家具、特に張物のソファなどは製作+輸送でお届けまでに半年ほどかかるものがほとんどです。(お引越しなどの大体のスケジュールが分かり次第お早めにインテリアデザイナーにご相談することをお勧めします)
また、お引越し後、商品が到着するまでの期間に、ARdesign.では、レンタルのソファやベッドをセッティングさせていただくことも可能です。今回の案件もレンタルソファを2台入れさせていただき、そちらと入れ替えでした。
ソファは座る人の体型や年齢によっても好みが分かれるアイテムなので、ご提案時にはなるべくショールームにお連れして体感していただくようにしています。今回4つのメーカーさんのインテリアツアーをしてお選びいただいたソファはBaxterの3人掛けと一人掛け、Fredericiaの1人掛けを2つの組み合わせてコの字型に配置するプラン。

デスクのある『スタジオスペース』を囲むように集いやすいようにイメージしてプランしました。TVはEQUALSのキャスター付きのスタンドにし自由に向きを変えられます。


テレビの対面にはBaxter/Miami Softの3人掛けのソファを配置しました。RUBELLI(MANASトレーディング)のファブリックで製作したARdesign.オリジナルクッションをコーディネートしています。




テレビの横にはこちらのBaxter/Sorrento。回転機能付きなのでテレビの方向など自由に座る向きを変えられるものになります。一人掛けですがかなりゆったりとした座り心地、座面のクッションは取り外しできて左右好きな向きに変えられます。アーム部分のクッションに頭を乗せ足を伸ばせば仮眠もできちゃうほど、一度座ったら起き上がれないソファです笑 レザーはあえて牛の皮膚の傷などを残した上、裏側から色を入れて独特の風合いを生み出している唯一無二の仕上がり。パイピングやボタン留めのレザーも数十種類のマテリアルの中から選んで組み合わせることができます。Baxterのレザーへのこだわりが集約したようなソファになっています。


リビングとダイニングを緩く仕切るような大理石のコンソールテーブルの手前にこちらのFredericia/Mogensen 2207 Club Chairを2脚。こちらは私の一番好きなソファです。ダウン入りのクッションは柔らかすぎず硬すぎず、包み込むような座り心地。緩やかなアームの形状も凛とした気品があり、決して華美ではないですが本物の上質さを感じます。張時にはメーカー推奨のナチュラルレザーを採用しました。染色などの加工を施していない素の状態に近いレザーになります。北欧の人々はその経年の変化も味わいとして、傷やシミも自分だけのオリジナルとしてソファを育てていくという価値観を持っています。
今回はイタリアとデンマークの2社のソファをご紹介しました。インテリアデザインを通して世界各地のクラフトマンシップや作り手の思いに触れることができることは、私が仕事をしていて一番ときめく瞬間かもしれません。もちろんいい家具を置いたからいい空間になるというわけではなく、そこに住まう人の生活に寄り添うデザイン、空間全体との調和を大切にし、お客様に本物の上質をご提案していけたらと思います。



